[MS] 下緒
SKU: DCS-JTAPE
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刀剣の鞘を腰帯に結びつけるために、栗形(くりかた)という鞘から膨らんだ穴に通して結ばれている紐を下緒と呼びます。
昔は、刀剣を腰に結びつけて携行するための紐でしたが、腰帯に差して携行する打刀が流行すると鞘を腰帯に結びつけるために用いられるようになりました。下緒を腰帯に結びつけることによって、刀を抜いた際に鞘が抜け落ちるのを防ぎ、また、不意に刀を奪われるのを防止するといった役割があります。
後世になると「返角(かえりつの)」と呼ばれる刀を固定するための留め具がつけられるようになり、次第に下緒本来の目的は薄れ、様々な色で染めたり、紋様を織り込んだりと、一種の装飾品としての側面が強くなりました。一般的な居合刀の下緒は、人絹(レーヨン)や純綿、正絹などの材質が用いられています。
純綿製の下緒は、様々な 色・柄から選択することが可能です。
正絹製の下緒は、 色(無地)のみ選択可能です。純綿製の下緒と比べ、正絹の下緒はより硬めの感触です。
下緒は、一本一本染めているので、写真と実際の色味では若干異なることがございます。標準的な下緒の長さは、210 cmです。 正絹製の下緒のみ、210 cmと240 cmから選択可能です。
全ての居合刀の下げ緒は、一般的な「浪人結び」と呼ばれる結び方で結ばれています。
正絹・黒・紺・あずきの下緒(210 cm)は、これまでの織り方(角朝織)の変更により、新たに厚みのある織り方(重打織)に変更となりましたので予めご了承ください。